富士登山珍道中

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富士登山をするにあたり、登山体験者のブログ・HPを見て大変参考にさせていただきました。
来年に富士登山を始める方の少しでも参考になればと思い恥を忍んで、珍登山を報告します。



今まで5合目には10回以上足を運んでいるけれど、富士登山の経験はなし
そんな私がとうとう満を持して?富士登山を決意!(しかも単独登山)
といっても決意したのは登山前日の夜ですが・・・
(正式には登山開始の7時間前 ← 無謀)

最終的な天気予報を確認しつつ、道具を準備。
水(ペットボトル)・飴・食品等の買出しを済ませて圏央道・中央道・
富士スバルライン(カモシカ遭遇)と車を走らせる
(ちなみに大月IC~河口湖IC間は実験期間中のため無料でした)
家を出て2時間後には富士山5合目に到着!

高山病対策のため、そのまま5合目(車内)で体を慣らす。
そして1時間30分後、持参した服の全てを着込んで準備完了!
いそいそと一人、登山道入り口へ向かう(深夜2時)
当初の予定では、深夜でも誰かしら登山者がいるであろうから、その方々の後ろに
ピタッと付いていこうと考えていました。

しかし、深夜2時の登山道入り口には誰もいない。
狐・狸もいない(居ても困るけれど・・)
一人登山はさすがに怖いので、しばらく登山道入り口で忠犬のように人が来るのを待ち続ける。
しかし、待てど暮らせど誰も来ない(どういうこと!?)
その間にも体は徐々に冷えてくる・・・
私の座右の銘⇒「何とかなるさ~!」と覚悟を決め、懐中電灯(頭に装着タイプ)の明かりだけを
頼りに登山スタート

シ~ンと静まった暗く誰もいない登山道を一人で歩くのは、やはり不安で怖い
しばらく歩くと見事な夜景(河口湖町・神奈川・都内の街明かり)が観えてくる
見上げれば信じられないくらいの満天の星が輝いている
こんなに素晴らしい天体ショーを見たのは生まれて初めて!
しばらく、時間を忘れて見とれてしまう

夜景と天体ショーを観て十分満足した私!(もともと夜景好き)
「このまま帰ろうよ~、もう満足したでしょう」という弱気な(自分の)声が聞こえてきたけれど
息子たちに大見得をきった手前、易々とは帰れない
頭の中に「♪猪木 ボンバイエ」を響き轟かせ、気合を注入して登山を再開
6合目までは急坂もなく、余裕で到着

今回の登山で一番恐れていたのは「高山病」
(過去に3000m級の山で高山病になった経験あり。。。)
高山病で苦しまないために以下の点に気をつける
 ・深く呼吸をしながら歩く
 ・狭い歩幅でユックリと歩く
 ・絶対に急がない
 ・細かな水分補給

6合目を過ぎると、突然目の前に3mはある巨人の人影が現れ、思わず立ちすくんでしまう・・・
雪男!と思ったけれど、後ろから聞こえた足音で現状を把握
要は後ろから歩いてきた登山者のライトが私を照らし、正面に映った自分の膨張した影を観て
驚きふためいた訳です。
今は笑い話で済むけれど、その瞬間は本当に怖かった・・・

6合目以降になると他の登山者をチラホラ見かけるようになり、一人きりの恐怖・緊張ともお別れ
上を見ると7合目にある山小屋の明かりが見えてくる。
「よっしゃ~!」と気合をいれたいところですが、
その頃から「吐き気」「めまい」「息苦しい」「眠気」という症状が発生
今さらながら睡眠なしで登山したことを後悔・・
苦しみながらも何とか7合目に到着。

実は、この時点で既に心が折れていて下山のことを考えていました
何しろ一人きりの登山なので、リタイヤしても誰にも迷惑を掛けません。
堂々とリタイヤ出来るんです!(誇れないけれど)
今すぐ下山するか、それとも少し仮眠してから下山するか迷ったけれど、
体は無条件に睡眠を欲している

重いザックを降ろし、山小屋の外に置いてあるベンチに座ると即効で爆睡(しばし記憶がない)
寒い中、2時間弱もベンチで寝ていたようです。
その後、山小屋の中から人の出てくる気配を何となく感じ、ヌクヌクと目を覚ます。
遠く地平線がほんのり明るくなってきている。
その数分後にご来光を迎える。
ボ~としながらご来光を眺める(無意識にご来光を撮影)

その後、引き続きベンチで睡眠。。。
それから30分後に7合目で2度目の起床を迎える。
当然ですが、お日様が出ると周囲は明るくなり次第に暖かくなってくる。
太陽の偉大さを再認識!
そうなると今まで寒さから体を守ってくれたフリースセーター・ニット帽・手袋が暑くてたまらない。
ようやく眠気も覚め、まずは持参した朝食を摂る。

一気に気力も体も超回復!!
こうなると「下山」のことなどすっかり忘れている。
荷物を整理して、2・5時間ぶりに登山を再開!
ここから先は心配していた高山病の症状も出ず、順調そのもの
7・5合目頃になると頂上を断念した方々が上から順次降りてきます。
(急な岩場なので降りも大変そう)

何しろ初めての富士登山。
ペース配分も分からないので、少し登っては休み、少し登っては休みを繰り返す。
9合目から先がキツかったけれど、何とか頂上に無事到着(11時頃)

頂上に着いたら「感動するかも」と想っていたけれど、不思議とそういう気持ちは起きない

私が山頂で想ったのは3点のみ
①「もう登らなくていいんだ~!」という安堵感
②この傾斜なら頂上からスキーで滑って降りられる
③「富士山は登る山ではなく、観る山である」←よく聞く話です

ちなみに私の携帯はau、山頂での電波は弱くメール・電話も辛い状況
そのうえ、山頂滞在中に携帯がバッテリー切れ(しっかり充電したのに・・・)
あとで聞いたら、標高が高い所ではバッテリー消耗が激しいそうです。
普段から時計は持たない主義なので、それ以降時間を把握する術を失いました。
時間が分からないと少々不安になり(日没もあるし・・)荷物を整理して、早々に下山を開始

登りでは常に息があがり、自分の意思で足を持ち上げないと前(上)に進まない。
それに比べ、降り(下山)では息はあがらない
重力のまま脚を踏み出せば良く、後は脚さえ付いて行ければそのまま下って行ける。
本当に楽チンチン
下山を始めて5分後には、下山したら本栖湖に行って赤富士の写真を撮ろうなどと
考える余裕もありました。

でもね~、1時間後に嫌というほど分かったんです。
本当に苦しく痛い思いをするのは登りよりも降り(下山)だということが・・・

最初は本当に順調でした。
登りに比べ、歩く速度も早いし、標高落差も一気に稼げる。
休みも取らずに気分よくトコトコ降る
しかし、1時間位が経過すると徐々に体に異変が・・・
最初は膝の痛み
次に足の指が痙攣、そして太もも裏も痙攣
こうなると、歩くことが厳しい

ベンチでノンビリ休みたいけれど、登りとは違い降り(下山コース)にはベンチがない。
仕方なく地面に座ろうと、足を曲げると更に痛みが増してくる。
結局、立ちながら休むことに。。。

しばらく、局部を揉み・揉み・叩く・叩く・・・
自分なりに下りの歩き方を考え、修正してみる(以下参照)

 ・足を伸ばした状態で踏ん張っていたが、今後は膝を曲げてみよう
 ・後傾だと太ももに負担が掛かるので、股関節を意識して少々前傾のポジションにしてみる
 ・下り坂を直線で降るのではなく、スピードを抑えるため(負担軽減)に左右にジクザク歩こう
 ・無意識に足指にチカラが入り、足指を曲げ踏ん張っていた。逆に足指を逆に反るようにしてみよう
 ・適度に休憩を取ろう

早速、実践して降ってみました。

すると、あなた嘘のように痛みは緩和され、あれよあれよという間に6合目まで下山
6合目まで来ると登りコースと同じコースになり、これから登山する多くの方々(ツアー客圧倒多し)と
すれ違います。
その後、5合目に停めてあった車に戻り(14時50分)、汗だくのシャツとズボンを着替え
(本当は下着も着替えしたかったぐらい)
一路、ノンストップで家へ向かいました
ちなみに高速道路のSAで休まなかったのは、体力に余裕があったためではなく、
下手に休むと足の痙攣を引き起こしそうな気配がしたため。
そして、一刻も早くシャワーを浴びたかったため

帰宅後、シャワーを浴びながら「もう二度と富士山には登らない!」と男の誓いをたてる

反省点
 ①日焼け対策をしていなかった
   標高が高いため、想定外の強烈な日差しを浴びた
 ②早朝の山頂でご来光待ちするわけでもないのに洋服を余分に持ちすぎた
 ③撮影する機会が少なかった(砂埃でカメラの汚れるのを嫌がったため)
 ④マスク・スパッツは必要
   降りでの砂埃対策・小石の靴への侵入を防ぐために絶対に使用した方が良い
 ⑤靴づれ
   靴ひもは、ある程度きつめに縛った方が良かったみたい
   (体の各所の痛みが強かったため、靴づれの痛みは気にならず)
 
 富士山登頂後から数日経過しました。
もともと富士山好きだけど、登頂して更に好きの度合いが深まりました。
もう二度と富士山には登らないと固く誓ったけれど、今では次回の富士登山を密かに狙っています。
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by doragonjun | 2010-09-17 23:32 | 登山


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